庭のウスベニアオイは毎年鮮やかな
モーヴ色の花をいくつも咲かせる。
私はそれを拾い集めては乾かす
乾くと濃い紫色になり
お湯を注ぐと美しいブルーになり
レモンを垂らすとピンクに染まる
フランスではモーヴと呼ばれる魔法の花
花々が与えてくれるチカラを信じて
ウスベニアオイ:1
カレンデュラ:1
ラヴェンダー:1
エリカ:1
ハイビスカス:1
*ティーポットに花を入れて
85°のお湯で5分蒸す
それぞれの花達のパワーが混じり合い
身体に溶け出す時
私に美しい輝きを与えてくれる
カレンデュラは太陽の花
とてもチカラ強くて
見ているだけでパワーをもらえる
ひとつの花を乾燥させると
太陽の恵みに満ち溢れた
たくさんの花びらが
重なっているのかよくわかる
日本ではキンセンカと呼ばれ
野菜のそばに植えると
虫除けや駆除効果を発揮する頼れる美女
ラヴェンダーの花はフランス人の
生活に密着しているなぁ
といつも思う
虫に刺されればラヴェンダーに走り
花で傷口を消毒し
枕元に、クローゼットに、
部屋のあちらこちらに
その香りがふんわり香る
花を摘んで乾燥させるのは
ひと仕事だけれど
その作業の間幸せの香りに包まれる
日本ではエリカ・ヒースと呼ばれ
観賞用によく見かけるヒースですが
こちらでは森の入り口などで
野生のヒースをよく見かけます
可愛らしい花をたくさんつけるヒース
乾燥してもその愛らしさは変わらず
美白効果や利尿作用など
日々のチカラ強い味方です
ローゼルと呼ばれる
この花の顎の部分に含まれるパワー
それは身体の疲れを癒してくれる
その酸味と滲み出る
透き通った南国の赤い色に
毎日元気をもらう